建設ネット企画画像 四角 四角

九州建設技術フォーラムに出展 旭建設が開発技術PR

▲旭建設の出展ブース

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は、10月21日~22日に福岡国際会議場で開催された「九州建設技術フォーラム2020」にブースを出展し、自社開発技術をPRした。同社の出展参加は今回で4回目。NETIS技術の「AKフレーム」をはじめ、同社が開発した新技術の特長を来場者に説明した。

 九州建設技術フォーラムは、建設技術の開発や普及促進に向けて、企業・大学・行政といった産学官のそれぞれが新技術の開発及び活用の最新情報等に関する取り組みを発信・交換するもの。技術情報の展示やプレゼンテーションなどを通じて、参加者が互いに連携を深め、九州に於ける更なる建設技術の発展を目指す。

 今回のフォーラムでは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、ブース出展数などの規模を縮小するとともに、出展者及び来場者に対してマスクの着用や検温の実施、ソーシャルディスタンスの確保等を徹底。3密回避の観点から、例年行っているi-Constructionや新技術に関する相談会は中止した。

 このうち、旭建設が出展したブースでは、NETIS技術の高耐久簡易吹付法枠工「AKフレーム」をはじめ、NETIS申請中の「張り出しOKくん」や「a-slide」、「法面ちょっかく君」などの自社開発技術の内容を来場者に説明。また、同社が空撮測量の大幅な生産性向上として導入しているエアロボ空撮三次元測量なども紹介した。

 ICT推進室の友碇室長は、「当社の技術を多くの方に知ってもらい、活用していただきたい。様々な意見を聞くことが、今後の課題点の発見にもつながる」「他社の最新技術に触れることで刺激を得る良い機会になった。出展は社内のモチベーション向上に繋がり、新たなイノベーションを生む原動力にもなる」と話す。

 同社では、今後も建設現場の生産性向上や建設技術革新に寄与できるよう、技術の研鑽に努めていく考えでいる。