延岡市は10月23日、条件付一般競争「小中一貫校整備事業(島野浦地区)設計業務委託」の入札を執行し、菊池・小嶋特定建築設計共同体が1358万円で落札した。2020年度に実施設計や地質調査、21年6月~12月に教室棟や共同調理場の新築、21年6月~10月に既設校舎の改修を行い、22年4月の開校を目指す。
地元の要望や既存施設が老朽化している現状を踏まえ、島野浦小学校と島野浦中学校を統合した小中一貫校を中学校の所在地(島浦町322番地4)に整備する。地域IoTを効果的に活用し、少人数化等の課題を克服する「新しい教育」の延岡モデルに先進的に取り組む環境を整えるとともに、不足する校舎や共同調理場を新設する。
当該業務では、小中一貫校整備に伴う▽校舎新設=S造2階建、計画延床面積476m2▽給食調理場新設=S造平屋建、計画延床面積141m2▽既設校舎改修(教室内部改修、体育館床張り替え外)―に係る建築設計と設備設計を委託する。委託期間は21年3月10日まで。税抜の公表価格は1812万7000円だった。
入札の参加業者は、菊池・小嶋特定建築設計共同体、コトブキ・松田特定建築設計共同体、オーツ・オノ特定建築設計共同体、松下・梶原特定建築設計共同体、前田・松江特定建築設計共同体、NOA・重黒木特定建築設計共同体の6者。