宮崎県は、本県で開催予定の第81回国民スポーツ大会及び第26回全国障害者スポーツ大会に向けた陸上競技場整備事業に関して、マーケットサウンディングの参加事業者を10月30日まで募集する。新施設の実施設計を進める中で、総合建設業者と意見を交わすことで設計精度を高め、事業に参加しやすい公募条件等を整理する。
山之口運動公園の区域を拡張して整備する陸上競技施設のうち、県が整備する主競技場はRC造(屋根部分S造)4階建、建築面積1万1940m2、延床面積2万0620m2。メイン・バックスタンドの椅子席を1万1500席程度、サイドスタンドの芝生席を3500席程度とする。税込の概算事業費は約120億円を見込む。
施設の設計は佐藤・益田設計業務共同企業体が担当し、2019年3月~20年3月に基本設計を実施。20年4月から実施設計に取り組むとともに、同年6月からプラスPMがCM業務を開始した。計画では、21年3月までに実施設計を完了させ、21年12月~24年12月に主競技場の建設工事を行う予定でいる。
対話の参加要件は、宮崎県の入札参加資格要綱の規定による建築一式工事に係る入札参加資格の認定を受けていること。また、2006年度以降に完成した建築一式工事で、構造がS造・RC造・SRC造のいずれか、延床面積が1万2000m2以上の第一種陸上競技場または観覧席を有する運動施設を施工した実績などを求める。
対話に参加を希望する事業者は、参加申込書等を10月30日17時までに持参・郵送・電子メールで提出する。参加要件の確認結果は11月6日までに電子メールで通知する。参加要件を満たす者が秘密保持誓約書を提出したことを確認し、設計図書等を貸与する。申し込み多数の場合は、施工実績を踏まえ、参加者数を限定する。
対話の実施期間は12月1日~4日を予定。所要時間は1時間程度。参加事業者との協議で日時や場所を決定する。参加人数は5人までとし、WEB会議によるリモートでの対話参加も可能。対話では主に、▽公募条件▽工期▽施工計画▽工事費▽その他(取組確度を高める要素等)―について事業者からヒアリングを行う。
本対話への参加実績は、事業の施工者選定において評価の対象にならない。参加申込書及び意見書の提出、対話への参加に要する費用は、事業者の負担とする。対話の実施結果は概要を公表する予定でいるが、参加事業者のノウハウ保護等に配慮し、事前に参加事業者へ内容の確認を行う。参加事業者の名称は公表しない。
実施要領や様式、申請書の秘密保持誓約書は、ホームページからダウンロードできる。参加申し込み及び問い合わせ先は、宮崎県県土整備部営繕課スポーツ施設担当(〒880-8501宮崎市橘通東2丁目10番1号防災庁舎8階、電話0985-24-1724、電子メールeizen@pref.miyazaki.lg.jp)。
《調査の実施要領》