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関係法規や基本動作を確認 施設警備業務事前セミナー

      

▲写真はセミナーの模様

 一般社団法人宮崎県警備業協会は10月17日と18日の2日間、宮崎市の宮崎県技能検定センターで「施設警備業務2級特別講習事前セミナー」を開催した。講習には県内各地から警備業従事者32名が参加。当日は熟練講師の指導のもと、施設警備に必要な関係法規や基本動作などを熱心に学んだ。

 施設警備業務検定は、研究施設等における入出管理や施設内での事故の発生を警戒・防止する業務を実施するために必要な知識と能力を問うもの。昨年9月に行われた特別講習では、受講者40人中32人(約80%)が合格するなど、大きな成果が形となって現れている。

 セミナーの座学では、施設警備業務を適切に遂行するために必要となる法令等について担当者から説明があった。一方、実技では、施設警備業務に必要となる基本動作や実際の出入管理の現場を再現したセットでの指導がなされ、受講者は指導されたことを体に叩き込むように、一連の動作を確認しながら繰り返していた。

 主任講師の佐野正幸氏(KBサービス)は、「新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のため、受講生にはマスクや手袋の着用、器具の消毒など苦労をかけるている。合格に向けて、集中して講習に取り組んでもらうと同時に、今後の警備業務の中でも役立ててもらえれば」と話した。