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安定受注へ会員外との差別化図る 宮崎県防水業協会

▲写真は総会の模様

 宮崎県防水業協会(今村正博会長)は10月17日、延岡市内で2020年度の「通常総会」を開催した。総会には会員企業の代表らが出席し、2020年度事業報告及び収支決算、理事の改選、2021年度事業計画案及び収支予算案などを決めた。

 総会で挨拶に立った今村会長は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が日常生活や経済に甚大な影響を及ぼし、先行きが不透明な状況にある中で、会員が更に一致団結することや、安定的に仕事を受注できるような取り組みが必要だと訴えた。

 そのために、「安全パトロールや工事検査、ボランティア、技能・施工管理の免許取得等に注力し、会員外との差別化を図っていくことが重要」と述べるとともに、「若者が安心して働くことができる魅力ある業界を構築していきたい」と述べた。

 議長に吉田勝氏を選出して行われた議案審議では、▽20年度事業及び収支決算報告▽理事の改選▽21年度事業計画案及び収支予算案―などの各議案について慎重に審議を行い、全議案ともに承認された。このうち理事の改選では、室屋吉弘氏(日新興業)が理事を退任し、後任に内村聖一氏(向陽化工)が選出された。

 2021年度の事業計画に関しては、協会内に設けている各委員会が中心となり、会員拡大や宮崎県及び市町村への営業活動、技能検定トライアル及び技術研修会、奉仕活動及び安全パトロールの実施、地域ボランティア活動への参加、福利厚生事業などを推進していくことを確認した。