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施工管理にICT活用、モデル事業選定 国交省

▲施工管理モデル事業

 国土交通省は、現場でICTを活用する地域建設業に対する「ICTを活用した施工管理モデル事業」と、多能工の育成に対する「多能工化推進モデル事業」の支援対象を決定した。ICTを活用した施工管理では、ウエアラブルカメラや電子黒板などを現場の施工管理に活用する14件を採択。多能工化推進では、躯体・仕上げの異業種による多能工育成など2件を採択した。

 建設業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)や新型コロナウイルス感染症の拡大防止に対応するため、現場のICT活用を支援する。1日に施行された改正建設業法では、監理技術者補佐の専任を条件に監理技術者の兼務が認められており、ICTを活用した複数現場の施工管理もモデル事業に選んだ。

 ICTを活用した施工管理には400万円、多能工推進には100万円を支援する。モデル事業の成果はセミナーなどの開催を通じて広く展開する。10月30日まで第2次募集も受け付け、11月中に支援対象を決定する。