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上田・久米JVが16億余で落札 延岡駅西口再開発ビル

 株式会社まちづくり延岡は9月30日、条件付一般競争で「延岡駅前地区優良建築物等整備事業(仮称)再開発ビル建築主体等工事」の入札を執行。上田・久米特定建設工事共同企業体が16億2500万円で落札した。予定価格は16億4314万7000円、最低制限価格は15億6263万2000円だった(金額はいずれも税抜)。

 延岡市の玄関口であるJR延岡駅西口街区(延岡市幸町3丁目)に、「働く場」「賑わいの場」の機能を持った再開発ビルを整備する。市街地の環境改善や良好な市街地住宅の供給等促進を目的に、一定割合以上の空地確保や土地利用の共同化、高度化等に寄与する優れた建築物等の整備を支援する国や市の補助金を財源の一部に充てる。

 新設する再開発ビルの規模は鉄骨造(耐震構造)で地上5階建、延床面積は約5800m2。今回の工事では、再開発ビルの建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事、外構工事を施工する。工期は工事着手日から2021年10月6日まで。施設完成後、入居者が内装や設備等の整備、備品の搬入等を行い、それぞれ業務を開始する。

 配置計画によると、1階には地元ケーブルメディアや金融機関、和菓子店、飲食店舗など、2階にはコワーキングスペースやIT企業のオフィス、飲食店舗、まちづくり延岡の事務所を配置。3階には延岡商工会館と事務所のスペース、4階と5階には旭化成のオフィスを配置し、5階の一部に屋上広場も設置する。