宮崎県は10月1日、県土整備部が発注する土木工事の積算に用いる「土木工事設計材料単価表」、農政水産部が発注する土木工事の積算に用いる「土地改良工事設計材料単価表」、環境森林部が発注する土木工事の積算に用いる「森林土木工事設計材料等単価表」を改定した。改定後の単価表はホームページ等で確認できる。
県土整備部では、国土交通省積算基準書に準拠した土木工事(委託業務)の積算基準である▽土木工事標準積算基準書(共通編)▽前同(河川・道路編)▽前同(電気通信編)▽国土交通省機械設備工事積算基準▽設計業務等標準積算基準書及び参考資料―のほか、建設機械等損料算定表について、10月1日から令和2年度版を適用する。
また、県土整備部が発注する用地調査等業務委託に用いる用地調査等業務費積算基準を10月1日から一部改正する。石綿調査要領に規定する分析調査費用に関する専門機関からの見積費用や、同要領に規定する対象石綿の除去処分費用を算定する際の専門業者からの見積費用は、必要に応じて、別途見積等を徴収して対応する。
農政水産部は、10月1日から農業土木工事(業務委託含む)の積算基準に令和2年度版を適用するとともに、新たに1施工パッケージ単価を追加し、合計85施工パッケージ単価を適用する。施工パッケージ単価は、農林水産省ホームページの「令和2年4月から適用する施工パッケージ標準単価表」で確認できる。
農政水産部ではこのほか、用地測量・用地調査業務積算資料を一部改正するとともに、時間的制約を受ける工事の積算方法を定めた。農業農村整備事業の工事施工に際して、現場条件により継続的に時間的制約を受け、標準作業時間(8時間)を確保することができない工事を対象に、設計労務単価の補正割増しなどを行う。
環境森林部は、森林土木工事(委託業務含む)の積算基準に関して、10月1日から「令和2年度宮崎県環境森林部が発注する公共工事の積算に使用する標準歩掛」を適用する。標準歩掛は宮崎県のホームページに掲載しているほか、県民情報センターで閲覧・複写、各農林振興局及び西臼杵支庁で閲覧できる。