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11月13日に清武文化会館で開催 浄化槽研究集会

 宮崎県と一般社団法人宮崎県浄化槽協会(石川武則会長)は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催を見合わせていた「第23回宮崎県浄化槽研究集会」を、11月13日に宮崎市清武文化会館(半九ホール)で開催する。時間は10時から15時10分まで。

 公共用水域や生活環境の保全、公衆衛生の向上等を図る上で、浄化槽は下水道とともに生活排水処理施設として重要な役割を担っている。河川等の水質汚濁問題が議論される中、浄化槽の評価は高まっており、環境改善に対する県民の期待も大きい。

 こうした県民の期待に応えるため、会員・非会員を問わず、浄化槽関係事業者及び行政関係職員を対象とした研究集会を開催し、行政が抱える課題や浄化槽の施工・維持管理に関わる諸問題の解決、また、浄化槽に関する高度処理技術等の習得を図る。

 研究集会では、常葉大学名誉教授の小川浩氏が「宮崎県における汚水処理事業と浄化槽による整備効果」をテーマに基調講演を行うほか、一般財団法人福岡県浄化槽協会の杉本崇氏がサカマキガイの影響で水質が悪化した浄化槽の改善事例を発表する。

 また、宮崎県環境森林部環境管理課水保全対策担当の竹田智和氏が「本県における浄化槽行政の取組と課題」(仮題)について報告。宮崎県浄化槽協会県央地区協議会の中山基貴氏(株式会社産商)が「浄化槽保守点検に係る取り組み」について研究発表を行う。

 新型コロナ感染拡大防止のため、会場ではソーシャルディスタンスの確保や消毒の徹底、入場者及びスタッフの体温測定、飛沫防止などの対策を講じる。研究集会に関する問い合わせ先は、宮崎県浄化槽協会事務局(電話0985-24-5103)。