国土交通省は、10月から公共工事の施工体制に関する全国一斉点検を実施する。10~12月に稼働中の工事で、監理技術者の配置や下請け契約などを点検。低入札価格調査の適用工事は全ての工事が点検の対象になる。
全国一斉点検は、上半期に発注した工事の現場作業が本格化する10~12月に毎年実施しており、対象工事は請負金額3500万円(建築工事は7000万円)以上で稼働中の工事。
点検項目は、監理技術者・主任技術者の配置、下請け契約、施工体制台帳の備え付けなどで、施工体制の適正化や安全衛生、労働環境の改善などに配慮されているかチェックする。