一般社団法人宮崎県建築士事務所協会は、3月4日に宮崎市の宮崎県建設会館5階会議室で「設計図書の電子的作成・保存の実務講習会」を開催する。時間は13時30分から16時まで。講習会は、一般社団法人日本建築士事務所協会連合会(日事連)が共催し、公益社団法人日本文章情報マネジメント協会が後援する。
建築士法では「業務として作成した設計図書を15年間保存しなければならない」と規定され、紙の図面に押印したものや、これを撮影したマイクロフィルム、電子的記録が認められている。今後は「電子的記録による保存」が主流になると考えられることから、制度の詳細や法的な条件を満たす具体的な保存方法を解説する。
講習会では、講習会の趣旨説明のほか、日事連全国WG委員が▽建築士法における設計図書の15年間保存を電子的に行うための根拠法▽「電子署名」「長期署名」とその方法▽保存を行う場合の推奨フォーマット▽署名の実務とタイムスタンプ、電子証明書の推奨基準▽情報セキュリティ▽参考編―を映像で解説する。
受講対象者は、建築士事務所の開設者や建築士など。定員は60人。テキスト代及び税込の受講料は、宮崎県建築士事務所協会員が5500円、一般(協会員以外)が7700円。受講希望者は、申込書に必要事項を記入し、2月21日までに事務局へ持参するか、受講料を指定する講座に振り込み、FAXで送付する。
当該講習会は、建築CPD情報提供制度の認定プログラムとなる(2単位)。講習会の詳細は宮崎県建築士事務所協会のホームページで確認できる。問い合わせ及び申込先は事務局(宮崎市橘通東2丁目9番19号宮崎県建設会館4階、電話0985-29-1188、FAX0985-38-9418)。
《講習会の開催案内》