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重点「道の駅」にくしまと都城を選定 国交省

 国土交通省は、重点「道の駅」として新たに道の駅「くしま」(仮称)と道の駅「都城」を選定した。駐車場や休憩施設等の整備を社会資本整備総合交付金等で重点支援する。自治体や関係機関で構成する協議会を設け、複数の関係機関の制度活用についてワンストップで相談できる体制を整えるなど、ソフト面でも支援する。

 2019年度は、地方創生や地域活性化の拠点の形成等を目指した「道の駅」の新たな設置、またはリニューアル等の企画提案を募集し、30件の応募があった。有識者の意見も踏まえながら、国土交通大臣が選定する重点「道の駅」に15箇所、地方整備局長が選定する重点「道の駅」候補に15箇所をそれぞれ決定した。

 新設する道の駅「くしま」は、交流イベントや子育て支援、まちなか観光案内等により中心市街地の賑わいを創出し、あらゆる世代が活躍・交流できる地域センター化を目指している。公共交通機能の集約や防災機能の強化を図るとともに、サイクリングの拠点施設として、周遊観光の促進と新たな観光需要の拡大を目指す。

 既設の道の駅「都城」では、日本一の肉と焼酎をはじめとした物産振興拠点として、既存施設を大幅にリニューアルする。物産振興や交流人口の拡大により地域の活性化を図るとともに、都城広域定住自立圏内の6つの道の駅及び1つの物産館で構成する道の駅ネットワークを構築し、圏域全体の産業活性化を目指す。