延岡市は１月３１日、指名競争で「市営住宅(一ヶ岡Ａ団地)Ｏ棟Ｐ棟実施設計業務委託」の入札を執行する。一ヶ岡Ａ団地の３工区整備事業として、Ｏ棟及びＰ棟の建設に係る実施設計を委託する。場所は延岡市北一ヶ岡で、委託期間は２０２０年３月３１日まで。税抜の予定価格は１４９６万２２７３円とする。
狭小で老朽化した一ヶ岡Ａ団地内の市営住宅を年次的に建て替え、良好な居住水準の確保や住環境の整備を図るもの。これまでに１工区及び２工区(１３棟・２８４戸)が完了しており、２０１８年度から３工区の初弾となるＮ棟の建設工事(４０戸)を行っており、計画ではＮ棟の南側の敷地にＯ棟及びＰ棟を建設する。
施設の規模はいずれも鉄筋コンクリート造２階建延べ約６８０m2(各１２戸)で、屋根は切妻屋根、外壁はコンクリート打ち放し／複層塗材Ｅとする。耐震安全性の分類は、構造体がⅢ類、建築非構造部材がＢ類、建築設備が乙類とする。
建設条件で示す概算工事費は、両棟ともに２億２８４０万円(共通費・消費税相当額を含む)。内訳は、▽建築主体工事＝１億４９９０万円▽電気設備工事＝３０３０万円▽機械設備工事２５４０万円▽屋外付帯工事＝２２８０万円。
当初の計画では、４階建の団地１棟を建設する予定でいたが、２階建の団地２棟に計画内容を変更することでエレベーターや増圧給水装置が不要となり、施設建設に伴う杭施工や入居者の電気料金、施設の維持管理費の削減を図る。
市が示した事業スケジュールによると、１９年度は施設整備に係る実施設計業務及び地質調査業務(同日に入札執行)を行い、２０年度～２１年度に両棟の建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事を行う方針。２１年度に外構工事を行う。