▲写真は作業の模様
西都市内の造園関係者でつくる庭師二十日会(竹内勝彦会長)は、1月20日に西都原古墳群で2019年度の地域貢献活動を実施した。作業に参加した会員は、日頃の業務で培った技術を生かし、広場内に植樹されている桜の木の手入れなどに取り組んだ。
同所で春先に行われる花まつりを、県内外から訪れる多くの人達に安全に楽しんでもらおうと、西都市の要望を踏まえながら毎年実施しているもの。竹内会長は、綺麗な桜を開花させるため、また、会員間の交流促進にも繋がる当該活動の意義を強調する。
早朝から行われた作業では、昨年の台風で折れた桜の枝の撤去やてんぐ巣病を発症した枯れ枝の除去を実施。一方、このはな館に隣接する通路では、イベント開催時のテント設営や車両通行の妨げとなっていた樹木の剪定に協力しながら取り組んだ。
竹内会長は、人手不足や従事者の高齢化、技術・技能の伝承が大きな課題となっている造園業界の現状を踏まえ、「今後も活動を継続していく中で、若い人達に地域貢献とは何かを考えてもらうきっかけになれば」と期待を込める。
庭師二十日会の会員は次のとおり(敬称略)=▽水城哲冒(すい香園)▽竹内勝彦(緑ヶ丘造園)▽橋口勝美(橋口庭樹園)▽赤﨑正實(さつま造園・設計)▽上米良勝造(米良石庭園)▽榎本たけし(榎本創園)▽橋口岳(岳造園)▽池田大元(だいげん庭)▽林謙一郎(庭や)。