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第1回土木賞、1月31日まで応募受付 日建連

 日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は、日建連表彰として新たに創設した第1回土木賞の応募の受け付けを開始した。2019年末までにおおむね完成した土木分野のプロジェクト・構造物が対象で、施設管理者や施工者、設計者だけでなく、専門工事業者や関連企業など多様な関係者の協力関係や、良質な社会資本の効率的な創出など施工プロセスを評価する。日建連の会員以外が施工した事業も対象とし、専門工事業者などによる応募も可能。1月31日まで応募を受け付けている。

 同賞では、発注者を含む施設管理者や設計者、施工者、専門工事業者、関連企業、研究者などの多様な関係者の協力関係を評価。これらの関係者を表彰対象者とする。

 特に▽コスト低減や環境の維持など施工プロセスの改善▽構造物の性能・機能や生産性、安全・安心の向上など良質な社会資本の効率的創出▽新しい建設システムなど土木技術の発展・伝承―など施工プロセスの視点を重視する。

 日建連では、施工プロセスの視点で評価対象となる事業の参考事例として「技術開発により大幅な生産性の向上(工期短縮)を図った工事」「徹底的な無人化施工技術の活用により、工事現場の安全を確保した工事」「狭あいで制約が多い小規模現場で、工夫によって問題解決した工事」―を挙げている。

 固有の課題解決で評価する特別賞を含め約10件を表彰する。専門工事業者や、技術開発に関わった関連企業や研究者、ダムの利水者のようなステークホルダーによる応募も受け付ける。1~2次選考を経て、9月ごろに選考結果を発表。11月13日に東京都内で表彰式を行う。

■第61回BCS賞の受付も開始

 日本建設業連合会は、第61回BCS賞の応募も1月31日まで受け付けている。19年4月30日までに供用を開始した建築を対象に、企画や設計、施工、運用、維持管理などを総合的に評価する。

 建築主か設計者、施工者が応募。この3者を表彰対象とする。第1回土木賞とほぼ同様のスケジュールで15作品以内を表彰対象として選考。土木賞と併せ、日建連表彰として11月13日に東京都内で表彰式を行う。

 問い合わせ先は、土木賞が土木第一部・電話03(3552)3201、BCS賞が建築部「BCS賞」係・電話03(3551)1118。