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機能強化へレストラン施設増築 道の駅「北川はゆま」

 延岡市は、国土交通省の重点「道の駅」に位置付けられている道の駅「北川はゆま」の機能強化事業の一環として、レストラン施設を増築する計画を進めている。既存施設の西側に施設を増築するとともに、既存施設の改修や発電機の設置を行い、非常時には避難所として活用する。計画では2021年度に工事を行う予定。

 本県の北の玄関口である道の駅「北川はゆま」(北川町長井5751-1)の施設機能を充実させるとともに、防災施設としての機能強化を図るため、レストランの増設を行う。施設の増築を行うことで、非常時には避難場所として活用し、これと併せて非常用発電設備を整備することにより、防災拠点としての機能強化を図る。

 事業では、既存レストラン施設の西側に建物を増築(167m2)するとともに、既存レストラン、簡易厨房、既存休憩スペースの改修(337m2)を実施。掘りごたつ式座席や会議室(兼食事室)、授乳室、倉庫・休憩室を設置するほか、既存施設部分を避難所として利用できるようにする。このほか、非常用自家発電設備も設置する。

 予算額は約2億円を見込み、財源には過疎対策事業債を活用する方針。当該施設の維持管理は、指定管理者であるのべおか道の駅株式会社が指定管理料無しで行っているが、レストラン増築に伴う施設管理費の増額分は、整備後の施設活用による収入で十分補えると予測されるため、指定管理料はこれまで通り発生しない見込み。

 市は、こういった事業の概要をホームページなどで公開し、市内居住者を対象に2月16日まで意見を募集している。意見の提出先は北川総合支所地域振興課。