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高校生が建設現場など体験 宮崎工高がインターンシップ

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▲写真は就業体験の模様

 宮崎県立宮崎工業高等学校のインターンシップ(就業体験)が、10月15日から18日にかけて宮崎市内を中心とした事業所で行われた。建築科や電気科、機械科などの各科に通う2年生が関連する事業所や現場等を訪問。担当者の指導の下で、具体的な仕事の内容や勤労の大切さ、社会人としてのマナーなどを学んだ。

 就業体験は、産業現場で実践的な知識や技術に触れ、専門教科に対する興味や関心を深めるとともに、生徒の主体的な職業意識を醸成することを目的に実施しているもの。建築科の生徒を対象とした就業体験は、一般社団法人宮崎県建築協会ら関係団体及び企業が協力し、宮崎市内を中心とした現場や事務所で行われた。

 野田建設株式会社が施工する宮崎市鶴島のマンション新築工事の現場では、現場担当者の東明氏が就業体験を行った建築科2年生の杉田興樹さん(17才)に工事の概要や進捗状況、安全衛生対策を説明。鉄筋工事や型枠工事の模様、玉掛けや合図といったクレーン工事を見学したほか、鉄筋の結束などを実際に体験した。

 建設業への入職を希望している杉田さんは、「学校で習った言葉や作業を実際の現場で学び、理解が深まった。学んだことを将来に生かしたい」と話した。指導にあたった東氏は、「現場ではきついこともあるが、自らの力で現場を完成させた時の喜びはひとしお。建設業の魅力を少しでも体感してもらえれば」と期待を込めた。