宮崎県高岡土木事務所は、10月1日に指名競争で「県道木脇高岡線太田原工区(仮称)宮王丸橋橋梁詳細設計業務」の入札を執行する。未整備区間の解消や東九州道へのアクセス強化を目的とした木脇高岡線太田原・宮王丸工区の整備の一環として、本庄川に架設する宮王丸橋の詳細設計を委託する。委託期間は300日間。
新設する宮王丸橋の設計条件は、橋長が244m、幅員が12m。上部工の形式は鋼5径間連続非合成RC床版鈑桁橋、下部工は逆T式橋台2基と壁式橋脚4基(いずれも場所打ち杭)で構成する。架設計画や仮橋・仮桟橋に関しては、立地条件及び部材の輸送条件等を踏まえ、経済性及び架設段階の安全性を含めて検討する。
木脇高岡線太田原・宮王丸工区全体の計画延長は2230mで、全体事業費は約46億円。これまでに一部の区間を部分供用している。時間を要していた字図混乱地の整理や用地取得、河川内民地の特定等に一定の目途がついたため、更なる事業の推進を図る。計画では、2026年度の事業完了を目指している。