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AIで施工自動化、データ収集へ要件案 国交省

 国土交通省は、施工の自動化を実現する人工知能(AI)の技術開発に必要な「学習用データ」の要件案をまとめ、意見募集を始めた。要件案はAI開発に必要な施工データの提供を求める際、各社の「協調領域」とするもので、収集したデータをAI開発者に提供し、自動施工の実現につなげる。

 施工の自動化に活用するAIの開発には、現場条件が異なるさまざまな施工データを学習用データとして収集する必要がある。ただ、このデータを企業単位で収集するのは難しく、関係者共通の公開ルールを定め、官民連携でデータを収集する。

 収集した学習用データは、国交省が立ち上げる「AI開発支援プラットフォーム(仮称)」を通じ、AI開発者に提供。設計データを与えると周辺環境を判断して自動で施工する自律建機や、技術者の判断を支援する「施工計画AI」などの開発につなげる。