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プロポーザルで事業者を公募 橘通2丁目公有地利活用

 宮崎市は9月12日、公募型プロポーザル方式で事業者を選定する「橘通東2丁目公有地利活用事業」を告示した。中心市街地の機能強化や活性化を目的に、就業環境の整備やまちなかの魅力向上、生活環境の充実につながる施設整備に係る提案を民間事業者から募り、優れた提案を行った者を優先交渉権者として選定する。

 事業用地は、2018年3月に策定した「宮崎市まちなか活性化推進計画」(まち活計画)で再生検討地区に位置付けられた橘通東2丁目の公有地(敷地面積1046m2)。現在は、宮崎市や諸塚村等が共同運営するふるさと物産館「海幸・山幸」(2020年3月終了予定)、橘通第3自転車駐車場等として利用されている。

 事業者に対しては、まち活計画の基本理念、基本目標、重点項目に基づいた施設整備・運営等を求める。事業提案に関しては、「就業環境の整備(昼間人口の増加)」「まちなかの魅力向上、生活環境の整備」の両方またはいずれかの機能を必須とし、オフィス環境の整備(昼間人口の増加)や居住環境の充実(夜間人口の増加)を加点機能とする。

 応募者は、事業方式として売却もしくは定期借地権設定(借地期間は事業者の提案した期間)のいずれか、または両方で事業提案できる。売却、または定期借地権設定のいずれの場合を選択しても、事業者選定の評価項目にはしないが、売却を選択した場合に売却基本価格を超える提案を行った者については、提案価格により加点を行う。

 応募者の資格要件は、事業用地で自ら事業経営を行い、事業を推進及び実現することができる総合的な企画力・技術力・資金力・経営能力を有する法人または複数の法人等で応募するグループ。このほか、施設整備に係る設計、施工、管理運営業務のいずれかに於いて、市内事業者を活用することなどを要件とする。

 プロポーザルの主な選定スケジュールは、▽募集要項説明会=9月26日▽応募意思申請の受付=10月28日~11月8日▽事前審査(資格審査)=11月11日~11月29日▽事業企画案申請の受付=12月9日~12月20日▽事業内容審査(ヒアリング)=2020年1月下旬~▽優先交渉権者の決定=2月中旬―を予定する。

 事業内容の審査に際しては、有識者等で構成する「宮崎市PFI事業等事業者選定委員会(橘通東2丁目公有地利活用事業)」において、企画力、実現性、継続性、中心市街地への波及効果等の審査基準を踏まえ、最優秀提案及び優秀提案を選定。その結果に基づき、宮崎市が優先交渉権者等を決定する。

 募集要項や様式集、審査基準はホームページで確認できる。プロポーザルの事務局は、宮崎市観光商工部商工戦略局商業労政課まちなか活性化室(〒880-8505宮崎市橘通西1丁目1番1号、電話0985-21-1792、FAX0985-28-6572、メール01kassei@city.miyazaki.miyazaki.jp)。