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工事検査の留意事項など確認 技士会延岡支部が研修会

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▲写真は挨拶する山﨑支部長、表彰式、研修会の模様

 宮崎県土木施工管理技士会延岡支部と延岡地区建設業協会(山﨑司支部長及び会長)は9月11日、延岡建設会館で2019年度の「技術研修会」を開催した。延岡地区の技術者ら約100人が参加し、建設現場での留意事項や安全対策等について熱心に学んだ。

 挨拶で山﨑支部長は、働き方改革の推進や生産性向上の取組、災害時の緊急対応、持続可能な事業環境の確保等を盛り込んだ新・担い手三法について言及。技士会及び協会を挙げて、山積する課題に取り組む考えを示す一方で、更なる技術の研鑽に努めてもらうよう参加者に呼び掛けた。

 技士会の取り組みを説明した松田一之技術委員長は、「発注者と意見交換を行いながら、書類の簡素化やICT等の推進、週休二日の取り組みなど、技術者が現場で働きやすい環境づくりに努めていきたい」と述べ、会員一同に活動への支援と協力を求めた。

 研修では、延岡土木事務所技術調整課の黒木正道主幹が、▽熱中症対策に資する現場管理費の補正▽建設現場における土曜一斉閉所の取組▽現場代理人の常駐義務緩和▽余裕期間制度の活用拡大▽社会保険未加入対策のための約款改正―などについて説明。

 また、河川砂防課の森脇努課長が「河川及び砂防工事における注意点」、道路課の山下明男課長が「道路工事における留意点及び安全対策」を解説した。工事検査専門員の佐藤浩幸氏は、工事検査の留意点や指導・助言事項等について説明。参加者は今後の業務に活かそうと、各氏の話す内容に熱心に聞き入っていた。

 研修会ではこのほか、木村産業と隅田組の担当者が、各社が施工した現場で取り組んだ事例などを報告。研修会に先立ち、2019年度優良工事技術者表彰も行われ、森振一郎氏(坂本組)と工藤康純氏(上田工業)に山﨑支部長から賞状が贈られた。