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労災防止の「見える化」事例を募集 安全活動コンクール

 厚生労働省は、企業や事業場が実施する労働災害防止のための安全活動の「見える化」の取組事例を募集し、投票や選考委員会の評価で優良事例を決める「見える」安全活動コンクールを実施する。募集期間は8月1日から9月30日まで。

 安全活動に熱心に取り組む事業場等に国民や取引先の注目を集める「あんぜんプロジェクト」の一環として2011年度から実施しているもの。今年で9回目を数える。コンクールを通じて、安全活動の「見える化」の取り組みを活性化させる。

 コンクールでは、第13次労働災害防止計画で重点事項に掲げる転倒災害・腰痛防止対策、高年齢労働者や外国人労働者、非正規雇用労働者の労働災害防止対策、熱中症予防対策、メンタルヘルス対策、化学物質対策などの見える化を募集する。

 このうち、高年齢労働者が安全・安心に働くことのできる職場環境の整備に関する先進的な取り組みに応募した事業場等については、厚生労働省の「安全衛生に係る優良事業場、団体又は功労者に対する厚生労働大臣表彰」の表彰候補として検討する。

 応募事例は「あんぜんプロジェクト」のホームページに掲載し、11月1日~12月31日に投票を実施する。優良事例の結果発表は20年2月下旬を予定。応募事例は、現場の安全活動の取り組みに活用できるよう、ホームページで継続的に公開する。

 詳細はあんぜんプロジェクトのホームページhttp://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/oubo.htmlで確認できる。