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橘橋で見学会、橋梁点検など体験 宮崎県道路メンテ会議

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▲写真はイベントの模様

 国や県、市町村、高速道路会社等の県内関係機関で組織する宮崎県道路メンテナンス会議は8月4日、橋梁の点検作業等を体験するイベントを宮崎市の橘橋で開催した。同日の「橋の日」のイベントに参加した親子ら多数が、橋梁点検車に試乗したり、橋桁の内部を見学するなどして、構造物のメンテナンスの重要性を学んだ。

 橋梁等を含む社会インフラを定期的にメンテナンスし、長寿命化を図っていることを理解してもらうとともに、これらを「永く!大切に!使う!」ことを広く発信しようと、橋の日のイベントに合わせて開催したもの。同会議の事務局を務める国土交通省宮崎河川国道事務所が主体となり、地元のコンサルタント企業などが協力した。

 見学会には、橋の日のイベントに参加した親子、行政及び民間企業のOBまたは現役職員、みやざきの道づくりを考える女性の会の会員ら幅広い世代が参加。橋梁点検車のバケットに乗り込み、打音検査を体験したほか、車両等が進入できない狭隘部で活用されているポール形状の打音検査システムについて説明を受けた。

 高所作業車で橋台上に移動した参加者は、RCレーダーでコンクリート内部の鉄筋の状況を確認し、そのまま橋桁の内部を見学した。ロボットカメラやドローンも展示され、デモフライトを行ったドローンで撮影された映像を見入る子どもの姿も見られた。また、道路の老朽化対策を紹介するパネル展も同時開催された。

 宮崎市内のコンサル会社に勤務し、イベントに親子で参加した清水一さんは「話しだけでは伝わりにくい建設業や会社のことを、こういったイベントで体験することで少しでも理解してもらえれば」と話した。長女の鈴さん(8歳)は「橋の下の空間に水道などのパイプが通っていることを初めて知った」と驚いた様子で話した。