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受注額は工事・業務ともに増額 宮崎県の入札・契約状況

 宮崎県は8月1日、公共三部における2019年度第1四半期(4月~6月)の入札・契約結果を公表した。平均落札率は、建設工事が91.8%、業務委託が86.7%。前年同期比で、建設工事は0.8ポイント上昇し、業務委託は1.6ポイント下降した。受注額(落札価格の合計)は、建設工事が71.2億円、業務委託が19.6億円。建設工事は同23.3億円の増額、業務委託は同8.7億円の増額となった。

*建設工事

 一般競争で227件、指名競争で12件の計239件を契約。予定価格の合計(以下、予定価格)77.5億円に対し、落札価格の合計(以下、落札価格)は71.2億円で、落札率は91.8%となった。落札率は前年同期比で0.8ポイント上昇し、落札価格は前年同期(47.9億円)と比べて23.3億円の大幅増となった。

 落札率を入札方式別にみると、一般競争は91.9%、指名競争は90.2%。前年同期と比べて、一般競争は1.0ポイント上昇し、指名競争は1.2ポイント下降した。総合評価落札方式は、一般競争の約4割にあたる84件に適用。落札率は91.5%で、前年同期と比べて0.5ポイント上昇した。

 契約状況を部局別にみると、県土整備部が202件の契約で落札価格は54.0億円(落札率91.6%)となり、契約件数・落札価格のいずれも公共三部の大半を占めた。農政水産部は32件の契約で落札価格は15.4億円(同93.1%)、環境森林部は5件の契約で落札価格は1.7億円(同92.3%)だった。

 工種別で契約件数が最も多かったのは土木一式の113件で、落札価格は39.6億円(落札率92.1%)。以降、とび・土工が41件で落札価格10.1億円(同90.5%)、舗装が34件で落札価格6.5億円(同91.6%)と続く。建築一式は10件を契約し、落札価格は2.2億円(同94.7%)だった。

 予定価格帯別の契約件数は、1千万円~2千万円が最多の60件。250万円~1千万円が53件、2千万円~3千万円と7千万円~8千万円が各28件、3千万円~4千万円が23件、4千万円~5千万円が20件、6千万円~7千万円が14件、5千万円~6千万円が8件などと続く。1億円以上の工事は2件を契約した。

*業務委託

 一般競争で134件、指名競争で166件の計300件を契約。予定価格22.3億円に対し、落札価格は19.6億円で、落札率は86.7%だった。落札率は前年同期比で1.6ポイント下降し、落札価格は前年同期(10.9億円)と比べて8.7億円の大幅増となった。

 落札率を入札方式別にみると、一般競争は予定価格7.3億円に対して落札価格は6.2億円で、落札率は82.8%。指名競争は予定価格15.0億円に対して落札価格は13.4億円で、落札率は89.8%。前年同期と比較して、一般競争の落札率は0.1ポイント上昇し、指名競争の落札率は1.2ポイント下降した。

 契約状況を部局別にみると、県土整備部が199件の契約で落札価格は13.9億円(落札率85.3%)、農政水産部が53件の契約で落札価格は2.9億円(同86.0%)、環境森林部が48件の契約で落札価格は2.7億円(同93.3%)だった。

 業種別で契約件数が最も多かったのは建設コンサルの150件で、落札価格は13.4億円(落札率90.2%)。測量は82件で落札価格3.2億円(同80.9%)、地質調査は23件で落札価格1.5億円(同87.8%)、補償コンサルは31件で落札価格1.0億円(同80.7%)、建築設計は14件で落札価格0.4億円(同94.0%)。

 予定価格帯別の契約件数は、100万円~500万円が162件、500万円以上が138件だった。

第1四半期の入札・契約状況