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最新の建設ICT技術など熱心に学ぶ 延岡地区で研修会開催

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▲写真は研修会の模様

 延岡地区建設業協会青年部(湯川守人部長)は8月22日、若手技術者の技術力の向上や建設業の魅力発信を目的とした「ICT研修会」を延岡建設会館で開催した。研修会には、宮崎県延岡土木事務所や延岡市の職員、県立工業高校の教員、青年部員など約70人が参加し、最新のICT技術などを熱心に学んだ。

 挨拶に立った湯川部長は、若手技術者の確保・育成や4週8休の実現に向けて、日々の業務の効率化や工期の短縮等に取り組んでいることを説明。「年々普及している情報化施工に対して一層の理解を深め、これを現場で実際に活用するなど、最新技術に挑戦していくきっかけにして欲しい」と呼び掛けた。

 一方で、工業高校の教員が参加していることにも言及し、「本日の研修会を通じて建設現場に於けるICT技術の活用について知見を深め、急激に進化し続けている技術や建設業の魅力を学生に伝えていただき、少しでも建設業に興味を持つ生徒が増えることを期待している」と述べた。

 研修では、株式会社水上洋行の佐藤伸二氏と亀井信之氏が、i-Constructionの推進で社内状況が大きく変わった建設会社を紹介。i-Constructionの概要やこれに用いられる技術等に加え、県内におけるICTの取組事例やICT土工における一連の流れについて説明を行った。

 参加者は今後の業務に活かそうと、講師の話す内容に熱心に聞き入っていた。