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国道10号沿線で清掃奉仕活動に汗流す 日向市の旭建設

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▲写真は開始式、作業の模様

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役)は8月24日、同市の国道10号線で「道路清掃奉仕活動」を実施した。作業には、旭建設と旭開発、あくがれ蒸留所の社員のほか、延岡河川国道事務所の職員ら約40人が参加。参加者は、歩道脇に生えた雑草や歩道にはみ出した枝葉の除去、歩道上のゴミ拾いに早朝から汗を流した。

 毎年8月の道路ふれあい月間に合わせ、国土交通省の「ボランティア・サポート・プログラム」に参加する同社の地域貢献活動の一環として行われたもの。活動は今年で12年目を迎え、実施回数は35回を数える。永きにわたる道路美化活動が高く評価され、2017年度には国土交通行政功労表彰の九州地方整備局長表彰を受賞した。

 作業当日、開始式で挨拶に立った黒木社長は「道づくりに携わる建設業にとって、道路は一つの作品をつくることであり、その作品が汚れていると胸が痛む」と活動の意義を強調し、今後も活動を継続していく考えを示した。延岡河川国道事務所道路管理課の那須一彦課長は挨拶の中で、同社の活動に対して感謝の意を示した。

 作業内容や注意事項を確認したのち、参加者は2つの班に分かれて作業を開始。大王横断歩道橋から向江町交差点までの約1.4㎞を対象に、中間地点から延岡方面と宮崎方面にそれぞれ向かいながら、2時間程度かけて歩道脇に生えた雑草や隣接する敷地から歩道にはみ出した枝葉の除去、歩道上のゴミ拾いに手際よく取り組んだ。

 作業に参加した旭建設の木下哲治さんは、「日頃からお世話になっている地域への感謝の気持ちを忘れず、こういった活動を通じて地域に貢献することができれば」と笑顔で話した。

 国土交通省が全国各地で展開する「ボランティア・サポート・プログラム」は、地域や企業に道路の美化清掃に参加してもらい、快適な道づくりを進めるもの。プログラムの仕組みや活動手順などはホームページで確認できる。九州管内の問い合わせ先は、九州地方整備局道路部道路管理課(電話092-471-6331)。