西日本建設業保証株式会社宮崎支店が前払保証に基づきまとめている県内の公共工事動向によると、２０１９年７月に同社が取り扱った公共工事の請負金額の合計は１４７億６１００万円で前年同月比４３．７％増、件数は４７４件で同２５．７％増となったことが分かった。４月からの累計は、請負金額が４４９億１２００万円(同１５．９％増)、件数が１３４３件(同２３．２％増)となった。
発注者別の請負金額は、国が２３億０９００万円(前年同月比２８．１％増)、独立行政法人等が１億０３００万円(同３１．３％増)、県が６２億４５００万円(同１０５．２％増)、市町村が６０億５３００万円(同１４．５％増)で、前年同月と比べていずれも大幅に増えた。その他の発注機関は５０００万円(同１３．６％減)だった。
地区別の請負金額は、小林地区(６億１７００万円、前年同月比２５．０％減)、西都地区(４億９５００万円、同２３．９％減)、延岡地区(６億２３００万円、同１９．１％減)の３地区のみで減少。
一方、宮崎地区(３４億８４００万円、同４７．６％増)、日南地区(１０億２７００万円、同１３５．６％増)、串間地区(１億２３００万円、同２１６．３％増)、都城地区(３７億１２００万円、同６０．０％増)、高岡地区(４億４９００万円、同８９．５％増)、高鍋地区(９億４０００万円、同７．６％増)、日向地区(２２億２０００万円、同５９．８％増)、西臼杵地区(１０億６６００万円、同１９１．４％増)の８地区で増加した。
大型工事は、宮崎河川国道事務所の宮浦地区法面・舗装外工事[対象額２億３３００万円]、宮崎県企業局の上祝子発電所１・２号水車発電機精密点検工事[同２億４０００万円]、宮崎市の幹線管路耐震化事業導水管布設替工事(但しシールド工)[同３億４９００万円]、川南町の地域活性化拠点施設建築主体工事[同４億０９００万円]など。
《発注機関別の内訳》