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工事検査の指導事項など確認 技士会高千穂支部が研修会

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▲写真は挨拶する興梠支部長、行田次長、研修会の模様

 宮崎県土木施工管理技士会高千穂支部と高千穂地区建設業協会(興梠俊茂支部長・会長)は8月7日、高千穂建設会館で2019年度の「土木技術研修会」を開催した。研修会には西臼杵地区の技術者らが多数参加し、建設現場における留意事項等を学んだ。

 挨拶で興梠会長は、建設業が担い手不足等の課題を抱えていることを指摘する一方、地域住民の安全な暮らしや住みよい郷土づくりのため、「技術の伝承はもとより、新たな技術の習得を図り、施工管理等を安全かつ的確に遂行しなければならない」と強調。

 継続可能な産業として建設業を育てていく重要性を訴えるとともに、「それぞれの施工現場で積み重ねてきた経験や知識、技術、技能を次の世代に引き継いでいくことが求められている」と述べ、更なる技術の研鑽に励むよう、参加者一同に呼び掛けた。

 また、西臼杵支庁土木課の行田明生次長(土木技術担当)は、地域の建設業に大きな役割が期待されていることを踏まえ、「日頃から地域を良くしようとする高い意識と技術が求められている。更なる技術力の向上に努めてもらいたい」と挨拶した。

 研修では、宮崎県の永野浩一工事検査専門員が18年度の農業農村整備事業工事検査における指導・助言事項、武田輝二工事検査専門員が工事検査について解説。日鉄高炉セメント株式会社の篠原大作氏は、コンクリートの養生について説明を行った。

 研修後の意見交換会では、冨髙徹雄技術委員長が議題内容を説明し、参加者からの質問に担当者が丁寧に回答した。 研修会ではこのほか、株式会社興梠建設と木田建設株式会社の担当者が、各社が施工した現場で取り組んだ事例などを報告した。