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F・C所有の路面性状計測車 国交省NETISに登録

 株式会社F・C(山下晃司代表取締役)が所有する路面性状計測車「メジャーロードカー」(旧車両名=Tx-3)が、国土交通省の新技術活用システム(NETIS)に登録された。計測車で舗装面を走査することで、道路舗装の維持管理に必要な▽ひび割れ▽わだち掘れ▽平たん性▽距離▽国際ラフネス指数(IRI)―を同時に計測し、独自のソフトで自動解析する。

 人力による従来の路面測定は、交通警備員を含めて5~6人の人員を確保し、道路の通行規制を行って作業を行うため、安全に対する注意や事前の準備が必要となり、交通渋滞の原因にもなっていた。「メジャーロードカー」では、車載型レーザカメラによる測定や独自ソフトによる自動解析を行い、数百キロの延長1日で調査することができる。

 「メジャーロードカー」では、車載型レーザカメラで測定するため交通規制が不要。高精度な計測が可能となり、品質及び安全性が向上する。最高時速80㎞で同時に5項目の測定を行うことができ、計測時間を大幅に短縮し、省力化と効率化も実現。独自の自動解析ソフトを活用することで、解析に必要な人件費が低減でき、経済性も向上する。

 交通量の多い区間や夜間の路面性状調査、着手前(切削・オーバーレイ)測量などでの活用を見込む。NETIS登録の技術名称は「路面性状調査メジャーロードカー」。登録番号はQS-190016-A。問い合わせ先は、株式会社F・Cコンサルタント部(電話0985-47-2881)。