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高校生がドローンや地図作成体験 GIS南九州が探求講座

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▲写真は探求講座の模様

 衛星写真図化やドローン空中写真測量等を手掛ける都城市の株式会社ジーアイエス南九州(金丸敏賢代表取締役)は6月25日、県立都城西高等学校の生徒を対象とした「校外探求講座」を開いた。同校のフロンティア科に通う生徒ら9人が参加し、ドローンシミュレーションの操縦体験や地図の作成体験などに取り組んだ。

 探求講座は、「霧島ジオパーク」を舞台として、都城地域の地元企業と連携し、高校生が学校では体験できない先進的事例や社会人としての生き方、考え方などに触れ、自己実現に向けた興味・関心、知的探究心を喚起させることなどを目的に行われたもの。都城市の霧島ジオパーク担当部署経由で依頼を受けた同社が開催した。

 当日は、同社の事務所で航空写真から地図を作成する図化機体験、パソコン上で行うドローンシミュレーションの操縦体験・VR体験に加え、3Dプリンターで製作された成果品の紹介などが行われた。生徒達からは「すごい!こんな世界があるんだ」などと歓声が上がり、担当者に熱心に質問する姿が随所で見られた。

 このほか、沖水川の河川敷に移動してドローンの実機体験も行われ、農薬散布専用機の実演見学やドローン操縦体験に取り組んだ。金丸社長は「探求講座を通じて、社会で生きるためのヒントを何か一つでも見つけてもらえれば」と、生徒の将来に期待を込めた。