建設ネット企画画像 四角 四角

森林を守り、そして共に生きる 宮崎県治山林道協会

B00056794_2   B00056794_3   B00056794_1

▲写真は挨拶する黒木会長、表彰式、総会の模様

 一般社団法人宮崎県治山林道協会(黒木定藏会長=西米良村長)は6月28日、宮崎市内で2019年度「第7回定時総会」を開催した。林野庁整備課の長崎屋圭太課長や宮崎県の河野俊嗣知事ら多数の来賓が出席する中、18年度事業報告及び収支決算、19年度事業計画案、役員の補充等の各議案を原案どおり承認した。

 挨拶で黒木会長は、昨年に来襲した台風で山地災害や林道災害が発生し、県や市町村と一体となって復旧に取り組んでいることを説明。これを踏まえ、昨年度の収益事業が計画を大きく上回る実績となったほか、森林・林業や山村に関する普及啓発の一環として、山村集落リフレッシュ支援事業などに取り組んだことを説明した。

 黒木会長は、手入れが行き届いていない森林を整備するための森林環境税及び森林環境譲与税が今年から導入されることを踏まえ、「森林を守り、そして森林と共に生きる」ため、日本のトップを走る林業先進県として森林の整備を推し進めるとともに、「山村の安全のために税が活用されることを望む」と期待を込めた。

 牧元幸司林野庁長官の挨拶を代読した長崎屋課長は、防災・減災、国土強靱化のための緊急対策に基づく治山及び林道の整備に向けて、「大きな役割を果たす協会をはじめ、関係者が一体となった取り組みが必要」と述べ、会員に協力を求めた。河野知事は、防災や山村振興の観点から、本県の山を守るための取り組みの重要性を訴えた。

 議事では7つの議案を原案どおり承認。19年度の事業計画では、▽森林・林業・山村の役割に関する普及啓発事業▽技術向上に関するコンクール及び研修会の開催▽治山・林道・保安林整備計画調査事業▽調査研究事業▽治山林道受託事業―のほか、治山及び林道整備の推進に配慮した予算確保を関係当局に要望することを確認した。

 また、役員の補充に関しては、森房光専務理事と内倉信吾理事(前高千穂町長)の退任に伴い、専務理事に福満和徳氏、理事に半渡英俊氏(元監事)、監事に松田義一氏が就任した。

■優れた技術者ら表彰、治山林道等コンクール

 定時総会では、適切な林道の維持管理の推進や施工技術の向上を目的とした「林道維持管理コンクール」及び「治山林道工事コンクール」の表彰式も執り行われた。適切な林道の維持管理や治山・林道工事に於ける施工技術の向上、木材使用工法の推進等に顕著な功績があった11人と2者に対して、表彰状と記念品が贈られた。

 受賞者を代表して謝辞を述べた高千穂町の甲斐宗之町長は、「治山林道工事や林道の維持管理に対する日頃の努力が認められ嬉しく思う」と受賞の喜びを語るともに、山村を取り巻く厳しい状況を踏まえ、治山林道整備の更なる推進を図り、「豊かな森林を育て、守り、そして次世代へと繋いでいくことを誓う」と意気込み語った。

 表彰受賞者は次のとおり(敬称略、カッコ内は対象路線・工事)。
*林道維持管理コンクール
▽最優秀賞=甲斐宗之高千穂町長(森林管理道上野岳線)
*治山林道工事コンクール
〔治山工事部門〕
▽最優秀賞=兒玉元伸/湯川建設[災害関連緊急治山事業波帰1工区]
▽優秀賞=小糸毅/八重尾産業[林地荒廃防止事業大鹿倉]、尾前哲二/尾前建設[水源の里保全緊急整備事業内ノ八重]
▽優良賞=石田浩一/山崎産業[災害関連緊急治山事業囲]、林田剛/橋口組[復旧治山事業荒木谷]
〔林道工事部門〕
▽最優秀賞=佐藤章臣/岡田工業[地方創生道整備推進交付金事業(開設)上鹿川線(2工区)]
▽優秀賞=山道伸吾/興梠建設[地方創生道整備推進交付金事業(開設)岩神・大石線(2工区)]、原田健司/太伯建設[地方創生道整備推進交付金事業(開設)黒岳線(1工区)]
▽優良賞=江藤政義/竹尾組[地方創生道整備推進交付金事業(開設)高千穂・日之影線(1工区)]、松尾和明/河野建設[地方創生道整備推進交付金事業(開設)長谷・児原線(2工区)]
〔治山・林道木材使用部門〕
▽優秀賞=児湯農林振興局森林土木課治山担当[復旧治山事業大藪]、東臼杵農林振興局椎葉駐在所[林業専用道整備事業椎葉1号線(1工区)]。