国土交通省九州地方整備局は、土木関係工事における2019年度の工事成績評定企業ランキングと工事成績優秀企業を発表した。工事成績優秀企業には、県内から▽清本鉄工(延岡市)▽竹尾組(高千穂町)▽龍南建設(宮崎市)▽増田工務店(高鍋町)▽富岡建設(日南市)▽大淀開発(都城市)▽盛武組(延岡市)―の7者が選定された。
工事成績評定の透明性や工事の品質の確保、民間事業者の技術力の向上を図るため、過去2箇年に完成した土木工事の成績評定結果を踏まえ、平均点を順位付けした。平均点が80点以上となった企業の中から、一定の基準を満たす工事成績優秀企業を選定し、中間技術検査の減免や総合評価落札方式での加点等の優遇措置を講じる。
ランキングの対象工種は、▽一般土木工事▽アスファルト舗装工事▽鋼橋上部工事▽セメント・コンクリート舗装工事▽プレストレスト・コンクリート工事▽法面処理工事▽河川しゅんせつ工事▽グラウト工事▽杭打工事▽維持修繕工事―の10工種。
トップは平均評定点82点を獲得した徳澤建設(鹿児島県)ら3社。県内企業では、平均評定点81点の4位に清本鉄工と竹尾組の2社、同80点の51位に龍南建設、増田工務店、富岡建設、大淀開発、盛武組、山本組(高原町)、旭建設(日向市)、永野建設(日南市)、上田工業(延岡市)、坂口建設(小林市)、綾建設(延岡市)の11社が入った。
九州地方整備局は同日、港湾空港関係の工事成績評定企業ランキングも発表。トップは平均評定点81点を獲得した九州総合建設(福岡県)。同80点の関門港湾建設(山口県)、五洋建設(東京都)、白海(福岡県)、東亜建設工業(東京都)、のぼる技建(福岡県)など7社が続いた。県内企業では宮前建設(日向市)が同78点で20位だった。
8月2日の15時から、福岡市博多区の福岡第二合同庁舎で工事成績優秀企業認定書授与式を開催する。工事成績評定企業ランキングや工事成績優秀企業の一覧は、九州地方整備局のホームページで確認できる。