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UCOを導入、3次元オルソ画像など作成 ウエスコ

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▲3次元都市モデル

 株式会社ウエスコ(松原利直代表取締役)は、航空写真測量用垂直撮影カメラと前後左右の斜め撮影カメラを備えた「UltraCam Osprey Mark 3 Premium」(UCO)を導入した。従来の航空写真測量やオルソ画像の作成はもとより、斜め撮影画像を使用した3次元オルソ画像及び高精度な3次元都市モデルの作成を行う。

 同社が導入したUCOは、測量用の垂直写真のほか、前後左右4方向の斜め写真を同時に撮影することが可能。小型航空機に搭載し、用途に応じて上空約300m~6000mから撮影する。

 垂直カメラは、RGB/NIR(赤・緑・青/近赤外の濃淡情報)とパンクロ(白から黒のグレースケール)を合成し、13470×8670ピクセルの画像を生成。通常の地形図の作成や数値地形モデルおよびオルソ画像作成、3次元地図の作成に使用する。

 斜めカメラは、各方向とも10300×7700ピクセルのカラー画像を撮影。垂直写真と組み合わせることで、リアルな壁面が表現された3次元都市モデルを生成できる。

 3次元モデルは、都市計画や3次元地図、各種シミュレーション、住民説明、セキュリティ、防衛、環境モニタリング、防災、電気通信、観光等への利用が見込まれている。