公募型プロポーザル方式で「体育館建設に係る設計業務」の委託候補者選定を進めていた宮崎県は、最優秀者に石本・宮崎設計業務共同企業体(代表構成員=株式会社石本建築事務所九州オフィス、その他構成員=株式会社宮崎設計)を特定した、優秀者(次点)にはPCKK・菊池設計設計業務共同企業体を選定した。
2026年に本県で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けて、延岡市に建設する体育館の基本設計及び実施設計を委託する。履行期間は20年11月30日まで。最優秀者と協議を行い、7月31日頃に業務請負契約を締結する予定でいる。業務規模(税込)は1億円以下を想定している。
整備場所は延岡市大貫町の延岡市民体育館敷地内(約2万5000m2)。既存の市民体育館を廃止し、メインアリーナとサブアリーナを整備する。まず、サブアリーナを建設し、供用後に既存の市民体育館を取り壊し、その後にメインアリーナを建設するなど、段階的に整備を進めることで、既存の市民体育館の利用に配慮する。
新施設は2階建程度で、全体の延床面積は約1万2500m2程度を想定。メインアリーナは約3040m2(固定席2千~3千席、可動席1千~2千席で検討)、サブアリーナは約1700m2(最大800席程度で検討)とし、管理部門や供用部門の必要諸室を配置する。税込の概算工事費は約70億円を見込む。
設計業者の選定にあたり、県は5月13日に公募型プロポーザルで当該業務を告示。参加申し込みがあった2者について6月6日に書面審査を行い、両者を一次審査通過者に選定した。7月18日には技術提案書のプレゼンテーション及びヒアリングを公開で実施。評価点が最も高かった石本・宮崎JVを最優秀者に特定した。