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半自動溶接で中武氏が優勝 九州・沖縄溶接技術競技会

 6月9日に宮崎市の宮崎県工業技術センターで開催された2019年度「第50回九州・沖縄地区溶接技術競技会」で、半自動溶接の部に出場した本県代表の中武豊氏(オリンピア工業株式会社宮崎工場)が優勝した。手溶接の部では、同じく小野毅氏(株式会社池上鉄工所)が2位となる優秀賞を獲得した。

 溶接技術競技会は、各種産業において基幹技術となる溶接技術に関して、技能者の資質及び技術の向上を図ることを目的に、各県の持ち回りで開催されているもの。昨年11月に行われた宮崎県大会の結果を踏まえ、九州・沖縄地区大会には手溶接の部と半自動溶接の部にそれぞれ5人の選手が本県代表として出場した。

 競技は、レ形突合せ継手の横向溶接を行う基礎課題(30分)と、ベースプレートに5枚の板を正五角形に組み立てる応用課題(45分)の2つの課題で実施。各課題の満点をそれぞれ400点とし、外観試験、放射線透過試験、曲げ試験、リークテストを行って、各課題の合計点で個人賞の各賞や作品賞、団体優勝を決めた。

 九州・沖縄地区大会と昨年に行われた宮崎県大会の成績を総合し、今年11月に沖縄県北谷市で開かれる全国大会には、手溶接の部に前述の小野毅氏、半自動溶接の部に水崎洋樹氏(有限会社山田工業)が本県代表としてそれぞれ出場する。