国土交通省は、歩きたくなるまちづくりに取り組む「ウォーカブル推進都市」を募集している。国と地方自治体で情報共有や意見交換を行うプラットホームを設置し、そこで得た意見を今後の政策検討に生かす。応募する自治体の人口規模は問わない。募集は随時受け付けるが、8月2日をめどにいったん応募者をまとめる。
国交省の有識者懇談会が6月、歩きやすさや多様な人的交流、開かれた空間などをコンセプトに「居心地がよく歩きたくなるまちなか」の実現を求める提言を作成。石井啓一国土交通相がこれを受けて、政策実施のパートナーとなる「ウォーカブル推進都市」を募集する考えを示していた。
懇談会ではプラットホームの設置の他、まちなかウォーカブル推進プログラム(仮称)として▽人中心のまちへの改変▽空間の多様な利活用の促進▽オンリーワンの都市再生―など10施策を打ち出している。
ウォーカブル推進都市への応募様式は都市局ホームページ(http://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_gairo_tk_000081.html)からダウンロードできる。