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建設業の新しい働き方知って、求職者ら招き見学会 岡﨑組

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▲写真は説明を行う荒木隆司氏、見学会の模様

 宮崎市の株式会社岡﨑組(岡﨑勝信代表取締役)は、県内就職を希望する求職者や学生、地域住民を対象とした見学会を7月13日に宮崎市内で開催した。「新しい働き方を考える、建設業の最新技術」をテーマに、同社が推進するICT施工で現場の生産性を向上させることで、就労及び労働環境の改善を実現していることを紹介した。

 最新の技術を導入することで現場の生産性を向上し、建設業の新3K(給与・休暇・希望)を実現している現場を実際に見学することで、建設業の新しい働き方を広く知ってもらおうと、宮崎県との合同企画として開催したもの。見学会は、同社が施工を請け負う宮崎河川国道事務所発注の赤江南地区築堤工事の現場で行われた。

 現場代理人の荒木隆司氏は、堤防の断面形状図や完成後のイメージを示しながら、築堤の目的や工事の概要を説明。当該現場を支援する株式会社コマツレンタル宮崎の大元健一氏は、起工測量から施工、管理、検査に至る一連のステップにICT技術を活用することで、従来から大幅に生産性や安全性が向上していることを説明した。

 また、経験や技術がものをいう従来の建機と異なり、最新技術を登載したICT建機では、経験の浅い者でも図面どおりに作業を行うことができると説明。これを踏まえ、参加者は屋外に移動してICT建機のデモンストレーションを見学したほか、ドローンの操縦を体験した。参加した男性は、技術の進歩に驚いた様子を見せた。

 全てのプログラムを終え、現場技術員の佐藤百子氏は、女性の視点から建設現場の改善が進んでいることを説明。監理技術者の中迫誠二氏は、同社が週休2日の推進や残業の抑制、育休の取得促進といった福利厚生の充実に努め、業界として働き方改革を推し進めていることを説明し、建設業への入職を検討してもらうよう呼び掛けた。