▲写真は挨拶する朽木社長、大会の模様
株式会社くちき(朽木充嗣代表取締役社長)と協力会社で組織する栄巧会(菊池功会長)は7月13日、宮崎市内で2019年度の安全推進大会を開催した。大会には同社及び栄巧会の会員ら多数が参加。開会挨拶で高野浩美専務取締役は「過去の災害を忘れることなく、安全衛生活動に努めて欲しい」と呼び掛けた。
代表挨拶で朽木社長は、全国健康保険協会宮崎支部が主催する健康宣言優良事業所として昨年度に銀の認定を受けたことを報告。「一人ひとりが健康を第一に考え、心にゆとりを持つことを心掛けることが、ひいては現場に於ける品質の保証や無災害に繋がるということを念頭に置いて現場を進めて欲しい」と話した。
朽木社長はこのほか、今年度から新たに外国人の技能実習生を迎え入れたことを説明し、車両や現場へのAED設置を積極的に進めていく考えでいることを示すとともに、「大会を通じて気持ちを切り替え、無事故・無災害を達成するという強い意志を持って、協力しながら作業に取り組んで欲しい」と呼び掛けた。
表彰式では、技能士表彰を受賞した川越祐介氏と優秀施工者知事表彰を受賞した堂免琢治氏、安全表彰を受賞した堂免氏と神野和平氏(神野建設有限会社)に表彰状が贈られた。福山栄隆宮崎労働基準監督署長のメッセージを代読した大谷彰一郎常務取締役は、一層の安全衛生管理対策の推進や基本ルールの原点に立ち返る必要性を説いた。
川越祐介氏が「労働災害防止の重要性について認識を更に深め、安全衛生活動の着実な実施を図り、一人ひとりが安全作業を心掛け、安全は一人ひとりが責任者であることを肝に銘じ、労働災害を絶対に起こさないことを誓う」と宣言。閉会挨拶で栄巧会の菊池会長は、「全社一丸となって安全対策に取り組んでいく」と述べた。
大会ではこのほか、安全ビデオの鑑賞やKYクイズに加え、フクダ電子西部南販売株式会社宮崎営業所の中村政昭氏がAEDについて説明。同社が取り扱うAEDを使用しながら手順を紹介するとともに、人形を使った心臓マッサージを全員が体験した。中村氏は「倒れている人を発見したら、勇気を持って処置して」と訴えた。