▲写真は安全講習、防災講習の模様
延岡市塗装業協会(日髙今朝男会長)は7月9日、延岡市内で会員企業を対象とした2019年度「安全・防災講習会」を開催した。参加した会員企業の技術者ら21人は、講習を通じて意識の更なる高揚を図り、安全衛生管理を徹底することを確認した。
講習会で挨拶した日髙会長は、現場でいつ事故が起きるか分からず、また、国内で地震等の自然災害がいつ発生するか分からない状況であることを指摘。これを踏まえ、「本日の講習で学んだことを、いざという時に役立て欲しい」と話した。
平野英樹安全教育委員長は、安全と防災に関する内容を盛り込んだ講習会の開催趣旨を参加者に説明。「講習で学んだことを各社に持ち帰り、社員とその内容を共有して、現場での作業に役立てて欲しい」と述べた。
安全講習では、延岡労働基準監督署の藤本覚安全衛生課長が「労働災害の防止」をテーマに講演。過去の労働災害の発生状況や発生要因、再発防止対策について説明を行ったほか、化学物質のリスクアセスメント、熱中症対策などについて解説した。
防災講習では、延岡市消防本部の豊田泰裕防災推進員が「災害に備えて」をテーマに、大雨や地震による災害について講演。防災に対する意識や事前の備えについて説明を行い、参加者は講師の話す内容に熱心に耳を傾けていた。