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安心・安全を合言葉に一丸で取組 日向地区建設業協会

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▲写真は挨拶する甲斐会長、大会の模様

 日向地区建設業協会(甲斐英伸会長)は7月5日、日向建設会館で2019年度の「建設労働交通安全推進大会」を開催した。会員企業の代表や技術者ら多数が参加し、特別研修や安全宣言を通じて、労働災害及び交通災害を撲滅することを固く誓った。

 表彰式では、安全衛生に係る取り組みが特に顕著であった優良事業所として▽栄幸産業▽カトウ▽坂本建設▽水本建設▽相生組▽尾前建設▽松於組―の7社を表彰。受賞者に対して、甲斐会長から賞状と記念品が授与された。

 挨拶で甲斐会長は、担い手不足の解消に加え、ドローンやICT施工といった高度な技術が求められていることを指摘。「価格競争の激化に伴い、企業のコスト意識が求められる中、安全活動の取り組みが消極的になることも考えられる。如何なる状況下にあっても労働及び交通災害は絶対にあってはならない」と訴えた。

 甲斐会長は、現場周辺住民への気配りを行うとともに、現場で働く人々の安全・安心と健康を確保することが最優先であると強調。「安心・安全を合言葉に、経営者と作業従事者が一体となり、安全意識の更なる高揚や安全衛生の向上を図り、誰もが安心して働ける職場環境づくりに一丸で取り組んでいこう」と呼び掛けた。

 安全衛生活動報告では、尾前和博安全対策委員長が現場パトロールやリスクアセスメント等の取組状況を報告。経営者が率先して安全衛生管理活動を推進するとともに、熱中症による健康被害の防止や現場代理人による安全現場宣言運動、KY活動の徹底等に努めてもらうよう、参加者一同に呼び掛けた。

 相生泰孝安全指導副員長が「労働災害ゼロ、交通災害の撲滅」を達成する旨の安全宣言文を読み上げ、大橋泰介安全指導員の掛け声に合わせて参加者全員で全国安全週間のスローガン「新たな時代に PDCA みんなで築こう ゼロ災職場」を唱和し、無事故・無災害の達成を固く誓った。

 大会ではこのほか、来賓として招かれた延岡労働基準監督署の西博文署長、日向警察署の日高俊治署長、日向土木事務所の中村安男所長が挨拶。特別研修では、延岡労働基準監督署の藤本覚安全衛生課長が「労働災害防止」、日向警察署の中平浩司交通係長が「最近の交通情勢等」についてそれぞれ講演を行った。