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施設保全計画の策定システムを開発 パシコン

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▲建物情報入力画面

 パシフィックコンサルタンツ(パシコン、重永智之代表取締役社長)は、部材ごとの仕様などの詳細な項目を入力することなく、施設の保全計画を策定できるシステムを開発し、6月から提供を開始した。これまで関わってきた数多くの公共物の設計や維持管理の実績を基に建物の用途、構造などから各部材の仕様などを標準化した。

 施設管理担当者が入力するのは、基本的に施設・建物名称、建物ごとの用途、構造、施工年、階数、延床面積、建築面積のみ。入力された情報をもとに、標準的な部材、仕様、補修工法・単価・周期を自動的に設定し、中長期計画の策定、概算ライフサイクルコストを算出する。

 各部位の仕様などを変更して自動計算を行うこともできるため、柔軟にライフサイクルコストを試算でき、自動計算した計画を必要に応じて自由に加工することもできる。

 また、このシステムは、管理方針やさまざまな要望に合わせて、柔軟にカスタマイズすることができるという。

 問い合わせ先は総務・労務部広報室、電話03(6777)3022。