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労働災害防止の重要性を再認識 岩切建設と安全協力会

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▲写真は挨拶する岩切社長、兒玉会長、大会の模様

 高鍋町の株式会社岩切建設(岩切洋代表取締役社長)と安全協力会(兒玉博昭会長)は6月18日、高鍋町内で2019年度の安全大会を開催した。大会には同社及び協力業者の従業員が多数参加。安全表彰や安全パトロールの結果報告、安全講話、安全宣言を通じて、参加者一同は更なる安全意識の高揚を図った。

 開会宣言で安全協力会の兒玉会長は、7月1日~7日を本週間とする全国安全週間のスローガン「新たな時代にPDCAみんなで築こうゼロ災職場」を紹介。今大会を機に、安全に対する意識を盛り上げて、これからの仕事に活かして欲しいと挨拶した。

 主催者を代表して挨拶に立った岩切社長は、昨年度に於ける無事故・無災害の達成に関して「安全協力会の安全に対する意識の高さ、協力の賜物」と感謝の意を示した。また、「全ての産業で人手不足が続き、厳しい労働環境が社会問題となっているが、それを理由に安全衛生活動が疎かになってはならない」と強調した。

 岩切社長は、熱中症や暑さによる集中力の低下等により、労働災害が起こりやすい季節を迎えるにあたり、「引き続き無事故・無災害の達成を目指すために、今大会を契機に労働災害防止の重要性を再認識し、誰もが安心して働くことができる安全で快適な職場環境づくりに努めて欲しい」と呼び掛け、挨拶を締め括った。

 安全表彰では、事務所表彰を受賞した有限会社ながい、有限会社ナリアイ金属、個人表彰を受賞した小池和博氏(株式会社大忠)に、岩切社長が表彰状と記念品を贈呈。受賞者を代表して謝辞を述べた児玉博昭氏は、全国安全週間のスローガンを目標に掲げ、「更なる職場の安全・意識向上に努めていく」と意気込みを語った。

 日野靖徳専務取締役は、安全パトロール点検報告として、災害の未然防止に向けて、チェック事項に基づき現場を是正したことを説明。「指摘箇所は少なくなってきている。日々の仕事が安全で健康的なものとなるよう、不断の努力や熱中症対策に心掛け、適正な現場環境づくりに協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 安全宣言では、リフォーム部店長の日高信吾氏が「大会を機に、安全の重要性を各個人で深く認識し、一致団結して毎日の現場作業において無事故・無災害を目指し、健康に気遣い、明るい家庭・職場づくりに努めていく」と力強く決意を述べた。安全協力会の坂本昌毅副会長が閉会の辞を述べ、大会を滞りなく終了した。

 大会ではこのほか、舞鶴神社の永友丈晴宮司による「日本の未来」をテーマとした講話も行われた。講話後に那須日出夫取締役は、貴重な講話の内容に感謝の意を示し、「令和という新しい時代を向かえるにあたり、安全に対する意識や心構えを再認識する必要がある」と述べた。