建設ネット企画画像 四角 四角

建築主体工事は柴坂建設が落札 川南町地域活性化拠点施設

 川南町は、5月27日に指名競争で入札を執行した地域活性化拠点施設建設工事の入札結果を公表した。建築主体工事は柴坂建設が3億7950万円、電気設備工事は久家電気工事が4136万円、機械設備工事は三原設備が5700万円で落札した。

 東九州自動車道の川南パーキングエリアに隣接する町有地(大字川南1170-542番地、敷地面積=約3210m2)を活用し、地域振興の核となる利便施設の建設する。施設整備に係る基本計画策定支援と基本設計は建設技術研究所、実施設計はごとう計画・設計が担当した。

 施設の整備コンセプトは「地域経済の活性化を目指して、場をつくり、流れをつくり、人をつくるパーキングエリア」。情報発信や地場産品の販売を通じて、川南町の文化や歴史、食資源といった様々な魅力を広く全国にPRし、地域経済の活性化を図ると共に、災害発生時の防災拠点としての活用も見込む。

 新設する施設の規模はS造平屋一部2階建延べ1047m2。1階に休憩・情報提供コーナーや飲食コーナー、物品販売コーナーなどを配置し、2階は管理事務所等とする。一般道の利用者や職員等を対象とした施設側駐車場、東九州道利用者を対象とした第2駐車場のほか、広場等の整備も計画している。

 建設工期はいずれも2020年2月20日まで。建築主体工事と機械設備工事は、工事請負契約に係る議会の承認を得るため、結果の公表を先送りしていた。税抜の予定価格は、建築主体工事が4億円、電気設備工事が4400万円、機械設備工事が6000万円だった。