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実施設計を委託、来年度に改修工事発注へ 企業局庁舎

 宮崎県企業局は、竣工から25年以上が経過する企業局庁舎(宮崎市旭1丁目2番2号)の大規模な改修を計画する。災害発生時に於ける非常用発電設備や耐用年数が経過した空調設備といった各種設備の更新に加え、天井及び間仕切壁、外壁の改修等も行う。

 企業局庁舎の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上9階地下1階、延床面積9566m2。老朽化した庁舎設備及び機器等を更新することで、庁舎機能の維持や防災対策の向上を図るとともに、省エネルギー機器の採用による電力消費量の削減効果も期待する。

 改修工事の実施に向けて、6月4日には指名競争で「庁舎改修工事実施設計業務」の入札を執行し、創合設計が2647万円で落札した。委託期間は180日間。税抜の予定価格は3178万9000円、同じく最低制限価格は2538万6276円だった。

 現時点で予定している主な建築工事は、外壁及び屋上防水改修、天井改修、間仕切壁改修工事(レイアウト変更)、内装仕上げ改修、2階仮執務室改修、便所改修、1階ほか誘導基準の見直しなど。税抜の概算工事費は2億円程度を想定している。

 電気設備工事では、▽電灯・照明設備改修▽中央監視設備改修▽非常用発電設備改修▽直流電源改修▽受変電設備改修▽幹線設備改修▽コンセント設備改修▽放送設備その他改修―などを行う方針。税抜の概算工事費は3.6億円程度を想定する。

 機械設備工事では、▽空調設備改修▽換気設備改修▽排煙設備改修▽給排水設備改修▽便所改修▽ポンプ等改修―などを計画し、税抜の概算工事費は2.9億円程度を想定する。当該業務では、これらの施設整備に係る実施設計を行う。

 計画が順調に進めば、改修工事はいずれも2020年度~21年度に実施する予定でいる。