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安田耕一氏を理事長に再選 宮崎県電気工事業工業組合

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▲写真は挨拶する安田理事長、総代会、懇親会の模様

 宮崎県電気工事業工業組合(安田耕一理事長)は6月7日、宮崎市内で2019年度の通常総代会を開催した。組合員の代表である総代が多数出席し、18年度事業報告及び収支決算、19年度事業計画案及び収支予算案などの議案をいずれも原案どおり了承。役員改選では、安田理事長をはじめとする新理事及び監事の人事案を承認した。

 挨拶で安田理事長は、電力の小売全面自由化や発送電分離の開始、順次満了を迎える太陽光発電の固定価格買取制度といった昨今の電力業界に於ける情勢の変化について言及。このうち、太陽光発電の点検業務には大きな市場性があり、これを大きなビジネスチャンスと捉え、外部機関と連携して新たな事業に取り組んでいく考えを示した。

 喫緊の課題である人手不足に関しては、学生交流会等を通じて業界の魅力発信に努めていることを説明。これからは付加価値の高い独自のサービスが生き残る時代であり、そのために必要な優秀な人材を確保するためには、働き方改革の推進やベースアップが不可欠であることを強調し、一致団結してこれに対応してもらうよう求めた。

 議長団に田上祐樹氏、赤木健二氏、内田智洋氏の3人を選出して行われた議案審議では、18年度事業報告、18年度貸借対照表・損益計算書・収支決算書等、19年度事業計画案、19年度収支予算書案、任期満了に伴う役員改選などの各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も原案どおり承認された。

 19年度の事業計画では、組合事業の柱と位置付ける一般用電気工作物調査業務の円滑な業務遂行や組織の活性化に努めるとともに、多様化・高度化する社会ニーズに対応するためのスキルアップ研修の開催、宮崎県から受託している電気工事士等免状等の交付事務、各種保険制度及びサービスの提供に取り組むことを確認した。

 具体的には、▽パンフレットによる組合加入促進▽スキルアップ研修会の開催▽学生交流会の開催協力▽試験準備講習会の開催▽安全技能講習会の実施▽一般用電気工作物調査業務の円滑運営と協力支援▽住宅用太陽光発電等に係る研修・関連資格取得の促進▽電力使用申込インターネット化に伴う代行入力業務の円滑運営―などを展開する。

 一方、各支部からの指名推薦で行われた役員改選では、新理事及び新監事の人事案を了承。新理事の互選により理事長に再選された安田耕一氏は、「組合員の意見や要望を広く聞きながら、より良い組合運営を目指していく。次代のリーダー育成にも注力していきたい」と意気込みを語った。

 総代会後には懇親会を開催。九州電力株式会社送配電カンパニー宮崎送配電統括センター長の江口健治氏が挨拶し、近年の電力動向等について言及した。米良電機産業株式会社の米良充典代表取締役社長は、宮崎の更なる発展へ「心を一つに」と述べ、乾杯の音頭を発声。参加者は、会食や歓談を通じて親睦を図り、明日への英気を養った。

*新役員は次の通り(敬称略)
▽理事長=安田耕一(九南)
▽副理事長=宮元進一郎(宮元電設)、片伯部剛(かたかべ電気)、島田博良(島電工)
▽専務理事=長友廣志(はまゆう電設)
▽理事=甲斐繁義(甲斐電工)、工藤定信(工藤電業)、矢野安弘(矢野電業)、和田均(和田電工社)、鞭馬眞一(真和電機)、伊東昌寿(岩崎電管工業)、久木山克信(久木山電気工事)、中村吉伸(電工社)、佐野泰寛(佐野電気)、岩本好史(トーエイ電設)、長野一正(ナガノ電設)、内村敏成(大成電工)、西力(西水道電気設備)、鴨健一(鴨電設)、坂本昭人(坂本電気商会)、横山義和(協同電設)
▽監事=開地俊昭(カイチ電設)、吉松伸浩(吉松電業)、大鶴一憲(大鶴電気商会)。