▲写真は挨拶する石川会長、表彰式、総会の模様
一般社団法人宮崎県浄化槽協会(石川武則会長)は5月30日、宮崎市内で2019年度の通常総会を開催した。会員企業の代表ら多数が出席し、18年度事業報告及び収支決算、19年度事業計画及び収支予算、19年度活動スローガンを原案どおり承認したほか、任期満了に伴う役員改選では、石川武則氏が会長に再選された。
総会で石川会長は、水環境の保全に努めることが協会に課せられた使命であり、単独処理浄化槽や汲取槽の合併処理浄化槽への転換を促進するために、長期的な視点に立った十分な予算の確保が不可欠であることを強調。会員企業の健全経営や人材の安定雇用を含め、山積する諸課題に対して会員一丸で取り組んでいく姿勢を示した。
来賓を代表して、宮崎県環境森林部の佐野詔藏部長(代読=松田広一次長)、宮崎市環境部の永易貞幸部長、協会顧問の横田照夫県議会議員が挨拶。浄化槽の施工及び維持管理に係る技術の向上や、適正な保守点検及び清掃、法定検査の推進に向けた普及啓発活動等に取り組む会員一同の尽力に感謝の意を示し、更なる支援と協力を求めた。
平田研治氏を議長に選出して行われた議案審議では、18年度事業報告並びに収支決算、19年度事業計画並びに収支予算、19年度活動スローガン決議案、役員改選の各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も原案どおり承認された。
19年度の事業計画では、浄化槽の適正管理を推進するための研修会及び講習会の開催、合併処理浄化槽への転換を促す普及促進活動の実施、各種イベントへの参加協力等を通じた県民への啓発活動の実施、自治体への機能保証制度活用の要請、浄化槽維持管理一括契約の拡大、浄化槽設置予定者に対する講習会等に取り組むこととした。
一方、19年度の活動スローガンでは、浄化槽整備区域の設置・拡大とこれに伴う行財政措置の拡充強化、浄化槽市町村整備推進事業及びPFI事業の推進、法改正による転換義務化とこれに伴う助成制度の抜本的見直し、浄化槽機能保証制度の完全実施、浄化槽維持管理一括契約の制度化などを関係機関に要望していくことを確認した。
当日は表彰式も行われ、会長表彰(永年勤続功労)を受賞した▽中村一久氏(日向衛生公社)▽太田高広氏(延岡清掃公社)▽坂本実氏(高鍋衛生公社)▽富山将氏(南日本環境センター)▽中川宗己氏(都城北諸地区清掃公社)▽川畑正氏(前同)▽津曲裕一郎氏(前同)▽香川雄二氏(川南衛生公社)▽一政悦昭氏(前同)―に表彰状と記念品が贈られた。
*新役員は次のとおり(敬略称)
▽会長=石川武則(宮崎環境開発センター)
▽副会長=平田研治(フジクリーン工業)、上山泰寛(アメックス)、半田義明(小林衛生公社)、岩本晋時(岩本衛生工業)
▽理事=春山晃久(日向衛生公社)、宮川耕一(延岡清掃公社)、蓑田章(延岡浄化槽)、日高憲一郎(日高設備工業)、森栄一郎(都農浄化槽管理センター)、永友伸二(都農町衛生公社)、谷口貴之(アムズ)、高野広志(高野住宅設備)、長友民雄(産商)、南弘一郎(協同管理)、松元正次(松元建設)、三島善博(都城北諸地区清掃公社)、佐藤春満(串間衛生社)
▽専務理事=藤田潤治(事務局)
▽監事=工藤秀幸(佐土原サニタリー)、栁田陽司(県北浄化槽)。