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県立宮崎病院の無事故完工願う 現地で安全祈願祭と起工式

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▲写真は起工式の模様、新病院の完成イメージ図

 経年に伴う老朽化や狭隘化の解消、災害対応力の強化、診療機能の向上等を目的とした「新県立宮崎病院建設工事」の安全祈願祭と起工式が、5月26日に現地(宮崎市北高松町)で執り行われた。式には、施主である宮崎県のほか、県議会や地元住民の代表、設計・施工の関係者ら約80人が出席。神事を通じて無事故の工期内完工を願った。

 全体計画は、敷地北側のエリアにS造8階建延べ4万7582m2の新病院(病床数490床)、東側エリアに立体駐車場(S造4階建、駐車台数297台)をそれぞれ整備するほか、既存の付属棟や精神医療センター、倉庫等を改修して活用するもの。当該工事では、前述の新病院と医療ガス棟の建設に係る各種工事及び付帯工事を施工する。

 新病院の建設主体工事は大成・吉原・桜木JV、電気工事はきんでん・小田・島JV、管工事は大成設備・菱熱・内田工業JV、空調工事は高砂・生目・サンJVがそれぞれ担当する。設計・監理は日建・コラムJV、CM業務はプラスPM。ES(エネルギーサービス)事業は東京ガスエンジニアリングソリューションズ。

 新病院には、各部門の連携強化や利用者の負担軽減を考慮した機能的な部門配置を施すとともに、各諸室に十分なスペースを確保し、将来の医療技術の進展等にも対応できるようフレキシビリティの高い施設整備を図る。浸水対策として現状地盤レベルから1.5m程度嵩上げを行うほか、免震構造を採用して十分な耐震性能も確保する。

 26日の起工式で宮崎県の河野俊嗣知事は、住民の命を支える中核病院としての役割を担う県立宮崎病院がその期待に応え続けられるよう、素晴らしい病院の完成に向けて関係者に協力を求めた。県議会の丸山裕次郎議長は、質の高い医療サービスの提供を通じて、健康で安心して暮らせる社会を実現できるよう尽力して欲しいと呼び掛けた。

 設計者を代表して挨拶した日建設計の指田孝太郎取締役常務執行役員は、「コンパクトで機能的」「安全・安心で災害に強い」「時代の変化に柔軟に対応」といった新病院のコンセプトに留意して設計に取り組んだことを説明し、「施工各社と協力しながら、無事故・無災害で工期内に高品質の建物を引き渡せるよう努めていく」と述べた。

 また、施工者を代表して挨拶した大成建設九州支店の川村信司執行役員支店長は、「施工にあたっては、安全や工程・品質の確保はもとより、近隣住民や病院利用者、病院スタッフの安全に最大限の配慮を行いながら工事を進めていく。必ずや皆さんに満足いただける建物を、工期内に無事故・無災害で完成させる」と力強く決意を述べた。

 新病院は、県立宮崎病院が開設された1921年(大正10年)から100周年にあたる2021年9月末に完成する予定。準備期間を経て22年1月の開院を目指す。一方、既存病院の解体工事や既存施設の改修工事は21年10月~22年11月に行う見通し。22年11月に外構工事に着手し、23年3月の事業完了を目指している。