▲写真は挨拶する島田理事長、総会の模様、投票で選ばれた新役員
宮崎地区電気工事業協同組合(島田博良理事長)は5月24日、宮崎市内で2019年度「第49回通常総会」を開催した。総会には多数の組合員が出席し、18年度事業及び決算報告、19年度事業計画案及び収支予算案などの各議案を審議。任期満了に伴う役員改選で新理事及び監事を選任し、理事長に島田氏が再選された。
挨拶で島田理事長は、高い志を持った先人が設立した組合が来年に50周年を迎えるにあたり、平成から令和に時代が代わっても「業界が抱える問題がゼロになったわけではない」と指摘。特に担い手不足が大きな課題であり、青年部が主体となった学生交流会が「若者の業界に対するイメージアップに繋がっている」と述べた。
島田理事長はこのほか、代表者の高齢化による廃業で組合員が減少している現状に危機感を示し、事業継承に関するセミナーを開催するなどして、組合員に役立つ情報を提供していることを説明。あわせて、労働災害の防止に向けた安全教育や高所作業に必要となる特別教育を開催する考えを示し、積極的な参加を求めた。
議長に川越直幸氏、副議長に外山真ニ氏を選出して行われた議案審議では、18年度事業及び決算報告、19年度事業計画案及び収支予算書案、任期満了に伴う役員改選などの各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も原案どおり承認された。
19年度の事業計画では、▽ホームページ等を通じた業界及び組合のPR▽関係官庁及び団体等との情報交換▽組合員向け保険制度及びサービス等の提供▽価格競争の排除と適正価格への推進▽提案型の技術指導、営業の推進▽省エネやエコ事業、安全に対する知識の向上▽技能を生かしたボランティア―などに取り組むことを確認した。
一方、任期満了に伴う役員改選では、参加した組合員の投票で新理事及び監事を選出し、新理事の互選で理事長に島田氏が再選された。島田理事長は「広く皆さんの意見を聞きながら、組合員のメリットになる事業を展開しつつ、非組合員も入会したくなるような組合運営を目指していきたい」と意気込みを語った。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽理事長=島田博良(島電工)
▽副理事長=長友廣志(はまゆう電設)、久木山克信(久木山電気工事)
▽理事=中村吉伸(電工社)、佐野泰寛(佐野電気)、開地俊昭(カイチ電設)、永吉聡(宮崎聡電気工業)、阿部信男(小田電業)、川口正博(九南)、後藤辰夫(恒富電業)、戸郷義広(和光電設)、本田慶光(双葉電業)、橋谷勉(橋光電設)
▽監事=横山末義(スエヒロ)、木野宮利昭(木野宮電設)