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課題解決へ地道な活動を継続 宮崎県建築協会青年部

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▲写真は挨拶する投山部会長、松本会長、総会の模様

一般社団法人宮崎県建築協会青年部(投山治部会長)は5月24日、宮崎市内で2019年度の全員協議会を開催した。会合には多数の青年部員が出席し、18年度事業経過や19年度事業計画について各委員会の担当者から説明を受けた。協議会後に開かれた懇親会では、会食や歓談を通じて親睦と交流を深めた。

 挨拶に立った投山部会長は、建設産業の大きな課題である若年層確保に向けた活動の一環として、今年3月に青年部として初めて、県内工業高校の建築科1年生を対象とした交流会を他団体と合同で開催し、給料や休暇、県内外就職のメリット・デメリット、建築の魅力について率直に意見を交わしたことを説明した。

 投山部会長は、「地道な活動の積み重ねが、課題を解決するための足掛かりになる」とした上で、「将来世代のために今の我々が取り組まなければならない」と強調。令和という新たな時代のスタートにあたり、「部会長としてしっかりと舵取りをしていく」と意気込みを語り、活動に対する部員の理解と協力を求めた。

 議事では、櫻木博文副部会長が前年度に取り組んだ事業の経過を報告。続いて、▽総務委員会▽企画委員会▽広報委員会▽交流委員会―の各委員長らが、19年度に実施を予定している活動の内容を説明した。

 19年度の事業計画では、公共建築物の保全点検や軽微な修繕、親子木工教室といった地域貢献活動のほか、技術向上を目的とした研修会、熊本建伸会及び鹿児島青年部会との三県合同研修会、防災訓練への参加、県民への防災啓発と情報提供、部会員相互交流会や家族交流会などに取り組むことを確認した。

 懇親会には、協会の松本純明会長や松元義春専務理事、事務局及び女性技術者の会(チームラポール)のメンバーも参加。松本会長は、青年部の積極的な活動を心強く感じ、様々な課題を解決するために「青年部の知恵と行動力が不可欠」とした上で、山積する課題の解決に共に取り組んでいこうと呼び掛けた。