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非破壊調査の解析に人工知能を活用 土木研究所

 土木研究所は、2019年度の研究課題として、非破壊調査を解析する人工知能(AI)の開発に着手する。非破壊調査は、堤防や舗装道路の内部を非開削で調査できるが、データ量が膨大で解析に手間が掛かる。調査記録を解析処理するAIの開発により、調査の効率化を目指すとしている。

 堤防や舗装道路の内部は目視で点検できず、ボーリングなどの開削調査を連続で行うことも難しい。一方、延長の長いインフラを非開削で調査できる非破壊調査の開発は進んでいるが、解析処理には膨大な作業が求められ、解析精度も低下する。

 土研は、19~21年度の3カ年で堤防・舗装道路の調査記録を効率的に解析処理するAIを開発。解析処理の効率性が高まれば、連続した地盤情報への活用が容易になり、内部の健全性を確認する基礎情報として活用できるようになるという。

 すでに18年度からは、橋梁の点検・診断や舗装分野でのAIの開発も進めている。橋梁の点検・診断では、18年度に建設コンサルタントや地方自治体など25者が参画した共同研究の体制を構築。舗装分野では、AIを活用した効率的な点検技術の導入を目指している。